【外化(がいか)】という行為

自分で自分の事を知るためには、、、
みたいなことを前ここに書いた。


これは頭の中がごちゃごちゃに絡まってしまった時、
それらの絡まりを解くためには「溜まった言葉を吐き出そう」ってことやった。

でもこの行為、
その本質は、もっと多用できるものらしい。
と、とある研究大好きお姉様と話してて気付かされた。

私は日常から言葉数がやたら多い。
いわゆる「しゃべりすぎ」。
これまでも回りからは「うるさい」とか、「話が長い」とか言われてきて、
「正直話し半分で聞き流してるしな」と言われる始末(笑)
「いや聞き流してくれて問題ないよ」って答えてるけどさ。

【よくしゃべる】≒【話を聞いて欲しがり】と思われるけど、なんかしっくりきてない自分がいた。

この【よくしゃべる】という行為に、
「君のやってるそれは【外化】だね」という指摘があった。

【外化】
広義でいえば文字通り「内なるものを外に出す」という意味。
責任転嫁のように自分(内)に原因があるものを他人(外)に転嫁するのも【外化】の一種。

でも今回の場合は「教育心理学で用いられるような【外化】」の意味。

【自分の内にある不明瞭なものを外に出すことによって可視化(認知可能なものに)する行為】
ってな感じなんかな。

つまりは、
【話ながら自分の頭の中を整理している】
のだそうだ。

聞き手にとっては大変失礼な話ではある(笑)
ただ、その人曰く、
「だから君は迷い混まない。自分の感覚をある程度自分で認知できている」、、、らしい。

またこの【外化】は自分の話だけでなく、
【他者の外化を促す】ということも重要らしい。

各分野のスペシャリストの技術(感覚的な部分を含め)を言語化(可視化)するためであるとか、
カウンセラーが対象の心の内を理解するためとか。

とまぁ、まとまりなく適当に言葉ならべてみたけど、
結論めいたものとしては、
【自分を掴むためには、外化のスキルは重要】で、
【他者を掴むためには、外化を促すスキルが重要】ってなこと。

これって深いレベルでのコミュニケーションにはとても大切な気がする。