「塩味」の読みと言葉の持つ立体的な意味

自分はこれをいつからか「えんみ」と読んでる。

で、ふとこれを文章を打ってみたら、スッと変換されない。。

これは恥ずかし誤読か、、、、
と調べると色々わかった。

ネットの中には「えんみなんて聞いたことない」的な人も多かった(議論がされてる)
基本、「しおあじ」が多数派。
でも辞書にも「えんみ」があるみたい。

それらを調べて得た印象は
「しおあじ」は主役が塩の味付け。
焼き鳥の塩かタレかみたいな。。。
言葉通り、「塩の味付け」ということ。
味付けの分類だと思う。
だからポテトチップスの「うすしお」は、
キツ目ではない塩の味付けってことで、
その味のイメージを多くの人が共有できる。

それに対して「えんみ」は、
辞書的には「塩加減」が的を射る感じなのかな。
「しょっぱい」って分類の感覚に、
方向性を加えた感じ。
「強い」「弱い」を伴って使うなら、
やっぱり「えんみ」なんだろう。
※「しおあじ」なら濃い、薄いで同じかも。。でも、味は基本「強い」「弱い」で表現する。苦味も酸味も。

分類に方向性(ベクトル)を持たせた立体的な使い方が基本なのかもしれない。

「気温」っては定点的な言葉で
「温度」が感覚を伴った言葉みたいに。
※気温が高い、低いは実数値の話なのに対して、
(エアコンとかの)温度を上げて、下げての時は「温度」と言うのは「感覚の数値」なのと同じかもしれない

別の話
味付けは、
「旨味」✖「塩味」で基本が決まると思ってる。
そして、一定以上に「えんみ」が達した瞬間に、「旨味」が引き立つ事を経験している。
だからこそ、
料理で「塩加減」が多用されるのに対して、
「甘味加減」「苦味加減」「旨味加減」とは使わないのかもしれない。
きっと、「塩加減」に一番近いのは「酸味加減」(笑)